理学研究本部
数学には不易の価値があるーー
慶應義塾大学理工学部学科分け説明会で数理科学科の教授がおっしゃっていました。
不易とは流行の対義語で、どんなに世の中が変化しようとも絶対に変わらないことを言います。
それはすぐには役に立たないかもしれませんが、陳腐化することはありません。
活動内容
昨年度、LYNCS理学研究本部数学科では大学1年で学ぶ線形代数よりもう少し踏み込んだ、抽象線形代数の勉強会を行いました。 線形代数は数学のみならず多くの分野に応用される現代数学の基礎となる分野で、線形空間と線形変換を主とした理論について考えます。また物理学科では量子暗号理論や量子計算機の土台となる量子情報科学の勉強会を行いました。近年"量子的"である分野が一種の流行となっていますが、その根底にある理論について学ぶ機会はそう多くないように感じます。
「不易」より「流行」が重視される時代だからこそ、目先の実用性にとらわれず、僕たちと一緒にじっくり数学、物理学を学んでみませんか?